日本人同士であれば。。。

ある程度、言わなくても相手は私を理解してくれるだろう。
どこかで、そんな気持ちを持ちながら行動しても問題無く事が進む。

それが、通じると思うのだ。

たぶん。。。
こうして、こうしたら良いよな！

お互いが、相手を思いやって生活をする。

それが、日本では成り立っていると思うのだ。

俺も、その中の一人で、タイ生活を初めてからも、”常識”が実は”日本の常識”とは考えずに、勝手にタイに当て嵌めて生活していた事を想い出す。

日本人は、その先を考えながら今を過す。
タイ人も同じかもしれないが、その先の考えは日本人とは異なる事が多いのだ。

”車内では携帯電話の会話はお控えください”
一時帰国で何度も聞いたフレーズ。
飛行機が着陸してから停止するまでの間にも機内で同じような趣旨のアナウンスが流れる。

では？
車内で、機内で横に座る知り合いとも会話できないのか？
日本人であれば、そんな疑問は出て来ないのだ。

それが日本であるし、日本人である。

さて！
今回で７回目の歯の治療となった。



予約は平日夕方の６時。
前回と同じ。

前回は、歯垢を落とす事と、３本の抜歯。
非常に広範囲に麻酔注射をしたので、帰宅してからは、食事もままならず。

麻酔が引かないのだ。



恐らくではあるが、歯垢を除去する為に広範囲の麻酔なのではないかと推測した。
抜歯だけならば、過去には無かった事だからだ。



外を、ボーッと眺めながら呼ばれるのを待つ。
病院は、パクソイにあるので、外にはモータサイタクシーの連中が群がるのが見えた。

今回も同じ医師の治療が予定されていた。

俺としては、奥歯で食事が噛めない現状を早期に解決して欲しいのを優先して欲しいのだ。
それを、解決した後に歯垢除去をゆっくりとすれば良い。



呼ばれたのは、６時１０分。



２番の部屋。

そこには、２名の医者が居た。
歯垢除去の医師と、入れ歯作りの医師だった。

そこで、俺の意思を述べた。
この時間帯での麻酔を使った治療は出来る限り避けて欲しい。
とにかく、片側でも良いので奥歯で物を噛めるの治療を優先して欲しい。

それが、完了した時点で、今後の必要な治療を説明して欲しい。

３人で協議した。

結果は、俺の意思を優先してくれた。



上下の歯型を取る。



何も言わなければ、本来今日も麻酔注射だったろう。

彼らには、俺が既に食事をしたか否かは関係ないのだ。
興味も無い話なのだ。

前回、俺がどうだったかも関係は無い。

奥歯が無くて、食事が辛いかも興味は無いのだ。



自分が与えられた仕事を全うするだけ。



歯型を取ってくれた先生。
俺の言う事を理解をしてくれた。

俺も必死である。
決して上手とは言えないタイ語とジェスチャーで訴えるのだ。

何とか通じて、来週は入れ歯装着となる。



会計待ち。

今回は、受付には４名の女性が居た。
いつもなら２名。

キャーキャーと少し声がする。

あれ？
そう思って良く見ると。。。



モーターサイタクシーのお兄ちゃん？

これも、タイ人男のＤＮＡと俺は理解している。

用も無いのに、ついつい女性に群がるＤＮＡ。



勘定は、まだ完成もしていない入れ歯の値段も入っているではないか！

優しく、受付嬢に確認を以来。

次週にダブルで勘定を入れない様に釘を刺す。

いちいち疲れはするが、これが現実なのである。

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