先日に。。。
社長に呼ばれて部屋に入った。
”しゅんさんねぇ~この会社に訪問してくれないかぁ~今のこの会社の恩人なんだよぉ~”
俺の会社の社長は、タイ語と中国語以外は全くダメ。
訪問してくれと、頼まれた会社は、どうやら日系の会社であった。
社名が、凄い。
日本人なら、誰でも耳にする名称を並べた社名。
例えば、”全日本鉄鋼エンジニアリング”だとか”新世界化学テクノロジー”
本当に、同社名が存在するならゴメンではあるが、なんとも濃い社名なのだ。
話を聞くと、その会社の社長さんは、俺が勤める会社の大口の取引先の元社長だった人らしい。
その人が、居た故に取引が始まり、今では毎月、凄い量の取引となっているのだ。
地図を入手し、車を走らせた。
到着すると、畑の中にポツンと建つ工場であった。
土地は広く、鉄の門から百メートル近く入った所に工場は建っていた。
到着の電話をすると。。。
”しゅんさん!自分で門を開けて入って来てくれるかな”
と!言うではないか。
よっこらしょと開けて入った。
出て来たのは、年配の方だった。
(以下Aさんと記述)
後から判ったが、現在73歳。
日本人なら誰もが知る会社の出身。
十数年前に60代でタイへ来て、現地社長として活躍。
日本には奥さんが居るが、子供は無い。
タイで、できた30歳差の女性との間に現在8歳の子供が居る。
日本の財産は奥さんに渡し、タイに住む。
引退してから数年は、ゴルフ三昧の生活。
子供が大きくなるに連れて、一念発起。
或る会社の技術を使う権利を得て、起業し工場を建設。
それが何と。。。
俺が勤務する会社で使用できる製品なのだ。
全く、以前の職種とは関係が無い製品。
工場の建屋でも数人が作業をしているだけ。
そんな事を、会社に持ち帰り、改めて購買担当者と一緒に訪問。
事務所には、奥さんがパソコンの前に座るだけ。
Aさんは、タイ語も英語も話せない。
奥さんは、少しの日本語とタイ語。
商品の説明を聞いてもチンプンカンプン。
そりゃそうだ!購買担当の方が、良く知っているのだ。
しかも、大会社でお偉いさんを何年もこなし、引退して数年過ごしている人など、商売など知っている訳が無い。
上から目線で対応されるのである。
他人事ながら。。。
大丈夫かぁ?
値段も高い。
それから、なんだかんだが結構あったが、社長判断で、とりあえずサンプルを注文しテストをする事となった。
見積書を受け取り、注文書を発行するまでは、スンナリと行った。
そして、先日に製品が運ばれて来た。
チョット安堵。
そして或る日。。。
購買担当者から。。。
”しゅんさん。Aさんにメール送ったからと念の為連絡してくれ”
連絡して直ぐにAさんから折り返しの電話。。。
”しゅんさん!英語だからゼンゼン判らない”
あちゃ~
大丈夫かぁ?
その程度の英語が判らないとタイでも商売できないと思うぞぁ~
大会社の社長で何年かタイで暮らしたとしても、優秀な日本人の部下が仕事をするので、書類もハンコ押すだけだったのだろうか?
まぁ。。。
それも、俺が説明して済んだ。
そして昨日、購買担当者から。。。
”しゅんさん!インボイスをFAXで受け取ったけれど、実物を郵送して欲しいと連絡してくれ”
いちいち、間違っているのだ。
Aさんに電話すると。。。
”インボイスって何??”
えーーーーーーーーーっ!
そんな事も知らないのかぁ??
海外では常識だ!
”請求書ですよ”
すると
”家内に説明してくれ”
ふぅ~
人任せ癖である。
Aさんへ初めて訪問した際に、夢を語ってくれた。
将来の子供と奥さんの為に、一番最初に天に旅立つだろう自分の責任として起業した会社と語ってくれた。
田んぼに土を入れ、工場を建設し、奥には家族が住む家まで建てた。
”○○○万バーツも掛けたんだ”
その他に、親戚用に2軒の家を保有し、有名ゴルフ場の会員権も所有する。
そんな話まで俺にするのである。
70歳を過ぎても現役である事は素晴らしいが。。。
ん。。。。
会う度に、助言したいけど出来ない。。。
そんな立場にはない。。。
もどかしい俺でした。
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社長に呼ばれて部屋に入った。
”しゅんさんねぇ~この会社に訪問してくれないかぁ~今のこの会社の恩人なんだよぉ~”
俺の会社の社長は、タイ語と中国語以外は全くダメ。
訪問してくれと、頼まれた会社は、どうやら日系の会社であった。
社名が、凄い。
日本人なら、誰でも耳にする名称を並べた社名。
例えば、”全日本鉄鋼エンジニアリング”だとか”新世界化学テクノロジー”
本当に、同社名が存在するならゴメンではあるが、なんとも濃い社名なのだ。
話を聞くと、その会社の社長さんは、俺が勤める会社の大口の取引先の元社長だった人らしい。
その人が、居た故に取引が始まり、今では毎月、凄い量の取引となっているのだ。
地図を入手し、車を走らせた。
到着すると、畑の中にポツンと建つ工場であった。
土地は広く、鉄の門から百メートル近く入った所に工場は建っていた。
到着の電話をすると。。。
”しゅんさん!自分で門を開けて入って来てくれるかな”
と!言うではないか。
よっこらしょと開けて入った。
出て来たのは、年配の方だった。
(以下Aさんと記述)
後から判ったが、現在73歳。
日本人なら誰もが知る会社の出身。
十数年前に60代でタイへ来て、現地社長として活躍。
日本には奥さんが居るが、子供は無い。
タイで、できた30歳差の女性との間に現在8歳の子供が居る。
日本の財産は奥さんに渡し、タイに住む。
引退してから数年は、ゴルフ三昧の生活。
子供が大きくなるに連れて、一念発起。
或る会社の技術を使う権利を得て、起業し工場を建設。
それが何と。。。
俺が勤務する会社で使用できる製品なのだ。
全く、以前の職種とは関係が無い製品。
工場の建屋でも数人が作業をしているだけ。
そんな事を、会社に持ち帰り、改めて購買担当者と一緒に訪問。
事務所には、奥さんがパソコンの前に座るだけ。
Aさんは、タイ語も英語も話せない。
奥さんは、少しの日本語とタイ語。
商品の説明を聞いてもチンプンカンプン。
そりゃそうだ!購買担当の方が、良く知っているのだ。
しかも、大会社でお偉いさんを何年もこなし、引退して数年過ごしている人など、商売など知っている訳が無い。
上から目線で対応されるのである。
他人事ながら。。。
大丈夫かぁ?
値段も高い。
それから、なんだかんだが結構あったが、社長判断で、とりあえずサンプルを注文しテストをする事となった。
見積書を受け取り、注文書を発行するまでは、スンナリと行った。
そして、先日に製品が運ばれて来た。
チョット安堵。
そして或る日。。。
購買担当者から。。。
”しゅんさん。Aさんにメール送ったからと念の為連絡してくれ”
連絡して直ぐにAさんから折り返しの電話。。。
”しゅんさん!英語だからゼンゼン判らない”
あちゃ~
大丈夫かぁ?
その程度の英語が判らないとタイでも商売できないと思うぞぁ~
大会社の社長で何年かタイで暮らしたとしても、優秀な日本人の部下が仕事をするので、書類もハンコ押すだけだったのだろうか?
まぁ。。。
それも、俺が説明して済んだ。
そして昨日、購買担当者から。。。
”しゅんさん!インボイスをFAXで受け取ったけれど、実物を郵送して欲しいと連絡してくれ”
いちいち、間違っているのだ。
Aさんに電話すると。。。
”インボイスって何??”
えーーーーーーーーーっ!
そんな事も知らないのかぁ??
海外では常識だ!
”請求書ですよ”
すると
”家内に説明してくれ”
ふぅ~
人任せ癖である。
Aさんへ初めて訪問した際に、夢を語ってくれた。
将来の子供と奥さんの為に、一番最初に天に旅立つだろう自分の責任として起業した会社と語ってくれた。
田んぼに土を入れ、工場を建設し、奥には家族が住む家まで建てた。
”○○○万バーツも掛けたんだ”
その他に、親戚用に2軒の家を保有し、有名ゴルフ場の会員権も所有する。
そんな話まで俺にするのである。
70歳を過ぎても現役である事は素晴らしいが。。。
ん。。。。
会う度に、助言したいけど出来ない。。。
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コメント
コメント一覧 (10)
こういう人は体力もあるんだな~(笑)。65歳の時できた子ってことですよね。
> 日本には奥さんが居るが、子供は無い。
> 奥さんは、少しの日本語とタイ語。
ってことは重婚なのかな?(笑)
70を越え今また生き甲斐を見つけたのですから、
是非ほったらかしにしてあげてください(^^)
どんな素晴らしい経歴も組織有っての経歴です。
御自分で起業されるのとは雲泥の差。
もっとお若い方ならアドバイスしないと人生ダメになりますけどね。
それにしてもしゅんさんの会社の社長さんは義理堅い方ですね。
もしかしたら初代さんですか?
いかにも創業者のタイプの方ですね。
しゅんさんも居心地良いと書かれていたのが理解できます。
創業者は組織ではなく気持ちで仕事しますから、
気持ちが合えば仕事は楽しいものです。
73才で8才の子供ですか~(笑)
判断が狂うのも仕方ないでしょう(^-^)v
お偉いさんだったので少し実務に疎いんでしょうね
起業の気持ちは分かります が内情(家庭内)は取り引きに関係ないでしょ (笑)
頑張って欲しいとは思いますが・・・・・・
起業に過去の肩書や役職は全くマテリアルには成りません。
成るとすれば、其れ等を利して作られた人脈がマテリアルになるでしょう~。
が!私なら、何千万バーツもの投資するお金が有るなら 70歳を過ぎてからタイで起業などしませんね~。
しゅんさんの文面から判断しますと 起業するには実務上で問題があり過ぎの様に思います。
私も70歳を超えて未だ現役ですが、起業したのは50歳前でしたし 仕事上の実務は全て自分ひとりで出来ますので 現在も尚、海外との商いが続いている次第です。
唯一の方策は、日本語が出来て実務が出来るスタッフをブレーンに入れる事でしょうが。。。 タイ人の奥さんが経営に参画して居る様なので。。。先行き問題が起こるかもですね~。
コメントを有難うございます。
聞いた話から推測すると、日本の奥さんとは離婚しておらず、タイの奥さんとは籍を入れてません。
しかし、タイで住んでますから、今後それが問題にならなければよいですが。
コメントを有難うございます。
ご想像通り。
創業者なんです。
先日の納品の際には、会社に来たんです。
たまたま、社長と奥さんが事務所に居たので、会ったのは良いですが、べらべらと日本語で話すので、通訳が大変でした。
8歳の男の子ですが可愛い顔してるんです。
どういった人生を歩むのでしょうか。
コメントを有難うございます。
行動や言動など全てが素人と感じてしまうのです。
しかもAさんは、お金を出したのは俺だから奥さん頑張れといった雰囲気が溢れます。
お偉いさん時代が長かったのでしょう。
私なら、じっと蓄えで細々と暮らします。
放っておいても子供は自分の人生歩むと思います。
コメントを有難うございます。
奥さんは前面に出なければ、この会社は成り立たない。
そう、Aさんは考えているだろうと感じます。
多少日本語が話せるから、日本人と商売の話が出来るだろう。
そうも、思っているとしか思えません。
しかし、そんなに甘くはありません。
しかも、奥さんさえも実務を知らないので、何故にこの発想になったか?
権利取得が切っ掛けでしょうが。。。
3月9日の今日、ウドンに帰ってきました。
先日(4日)は、しゅんさんと初めてお会いでき、バンコク長期滞在に纏わる楽しい話、面白い話、為になる話などをして頂き、ありがとうございました。
しゅんさんは、私が想像していた通りの人柄、暖かい心の持ち主でした。
決して、ヨイショではありませんよ。
又、ご一緒したKさんも、お若いのに、中々の好人物でした。
2軒へも行きたかったんですが、今回は、私の事情で行けませんでした。残念です。
バンコクへは、何らかの理由で、年に2回ほどは必ず行きますので、その折には、何軒でもハシゴをしましょう。(私、お酒は余り強くありませんが‥)
それでは、次回バンコクでの再会を期して‥ありがとうございました。
コメントを有難うございます。
先日は、ありがとうございました。
ウドンタニでの生活を垣間見られて楽しかったです。
我々には、想像できない世界で過ごされる話は楽しかったです。
幸せそうな様子に羨ましい気持ちでいっぱいでした。
また、お会いしましょう。
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