俺には少し気になる事が有った。。。

友人を呼んで、酒盛りをし、日本行きは盛り上がって来た。

しかし、アンには旅行用のスーツケースが無いのだ。

ビザが下りる前日の5日に、田舎から親戚が来るので、その際に鞄を持って来ると言うのだ。

わざわざ何故に?

しかも、その時には、俺の部屋に泊めても良いかと聞いて来た。

勿論快諾。

しかし、結局来なかった。

アンは、無口で大人しい。
だが、いちいち聞かないと事情を話さないという欠点も持ち合わせるのだ。

”では、いつ来るの?”
そんな問いには、あからさまに面倒臭いといった表情を浮かべるのだ。

結局、来たので外出すると言って出たのは、7日の夕方だった。

何故に部屋に来ない??
俺は、そう思ったが、また問いに顔を顰めるのを見たくは無いので無視をした。

アンが出て行ってから暫くして俺は、ビールを開けた。
夜になっても、アンは帰って来ない。

俺は、翌日が月曜であり出勤でもあるし、休日前までにとお客さんにお願いしたオーダーを受けて、その処理をしなければならない重要な月曜日でも有った。

22時過ぎには、1人で布団に入って就寝。

すると。。。

25時過ぎに目が開いた。

居間の電気が点いているではないか。

寝ぼけた頭で、ハッと気が付いた。
アンは田舎の親戚を連れて来ているのだ!

そう思って、居間のドアを開けた。

何と、アンは1人でテレビを観ていた。

あれ?っと思った俺は。。。

ベットを見返した。
俺の寝ている逆の隅に誰かが布団に包まって寝ているように見えたのだ。

俺とアンは、同じベットに寝ているのだが、掛け布団は各々専用を使用しており、アン用の布団が誰かを包んだような形をしていたのだ。

要するに、親戚が寝ていると俺は勘違いしたのだ。

従ってアンが寝るには居間のソファーしかないと予想した俺は。。。

”アン!ベットで寝ていいよ!”
と言った。

アンは、何を言っているかアホ!そんな顔をした。

”俺の横で親戚がねてるんでしょ?”
そう問うと。。。

”誰が寝てるんだよ!自分で布団を剥がしてみればいいでしょ!”
”酔っ払いがぁ~”

怒りを込めた言い方だった。。。

この瞬間。。。
俺は一気に心が冷めた。

このまま、この場に居たら間違いなく喧嘩になると思った俺は。。。

真夜中だと言うのに、仕事へ行く為の準備をし、駐車場へ停めてある車へと向かった。。。

暑くて悔しくて眠れない車の中だった。

つづく

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